TONOTO
今年だけのワイン、
できました

ABOUT

TONOTO VINEYARDについて
大雪山系の豊富な伏流水の恩恵を与り、お米・野菜・山菜・ジビエなど地の恵豊かな北海道東川町。
この地の個性を凝縮しワインとし、四季折々の情景を愛でつつ、地物とのペアリングを楽しむ。
そんな豊かな営みのピースとなる、滋味溢れるワインを作り続けたい。

足跡

2019年
約900本6品種の苗木(ピノノワール、ピノグリ、ピノブラン、シャルドネ、ソーヴィニヨンブラン、ゲヴュルツトラミネール)を植えるところからスタート。
2020年
以後毎年1000本前後を新植し拡大。試験品種リースリングを植える。
2021年
試験品種3種(アルバリーニョ、セミヨン、ツヴァイゲルト)を新植。
3年目の苗木から少量収穫し試験醸造(未発売)
2022年
試験品種2種(タナ、シラー)を新植。7品種混醸したフィールドブレンドのスパークリングワイン醸造。
2023年
ピノブランを拡大。試験品種バコノワールを新植。トノトの泡2022で初リリース(296本)。
2024年
ムニエ、ガメイ新植。試験品種ヴィダルブランを寒冷地耐性に期待して新植

VINEYARD

自然と共存する
私たちのぶどう畑
東川町北7線、キトウシにある温浴施設「きとろん」から東へ6km。舗装道路が砂利道へと変わった先にブドウ畑はあります。そこは野生動物のテリトリー。ウサギもクマもシカもブドウ畑の日常。年によってはスズメバチ、アライグマ、鳥もやってくる。環境負荷をかけない草生栽培を行い、農薬は出来るだけ使わないよう心掛けています。
 畑は南西向きで石だらけの畑、南東向きで粘土質な畑の二通り。夏は周りが木々に囲まれているが、日当たりは良く西からの風がよく通ることで病害も比較的少ない。冬は―20度を優に超えてくるが雪は平地より積もる。そのおかげでブドウ樹は雪の毛布で年を越し春を迎えることが出来る。気候変動を考慮して高耐寒性の品種も導入し、北海道の片側水平コルドンとは違う樹形を模索しています。より省力化出来る管理方法・品種を考え、この地域での持続可能な経営を目指しています。
ウサギも、クマも、シカも、スズメバチも
今年のワインの味をつくる
TONOTOのぶどう園の仲間です。
大雪山の雪解け水が永い時を超えて地下水になり
TONOTOのぶどう園にミネラルを届け
寒暖の差がある東川の気候が美味しいぶどうを育てます。
そんなぶどうたちと対話しながらそっと手を添えることが
私たち農園スタッフの仕事です。

WINE

地元の個性を活かす
フィールドブレンドワイン
ブドウの品種個性よりも、その土地・その年ならではの個性を重視し混醸する。
畑内には様々な品種があちこちに植わっており、それらを一緒に収穫し混醸するフィールドブレンドというスタイルを取っています。単一品種を別々のタンクで発酵した後にブレンドするよりも、一つのタンクで混醸した方が人間の趣味嗜好が加わらず、ブドウ自体の要素が解け合い、全体の調和が取れた魅力的なワインになるのではと思っています。
畑でも極力農薬の使用を抑え、醸造では野生酵母の力で発酵を行うことを良しとしている。出来上がるワインの個性を際立たせるためにも無清澄・無濾過、※亜硫酸も極力抑えて仕上げる。ピュアで多重奏的味わいは四季折々の恵にマッチし、食の豊かさを感じることが出来ます。
※亜硫酸:
酸化防止剤。使用量が多いとワインの色が薄くなったり、亜硫酸塩の臭いがワインの香気に悪影響を及ぼす。

TONOTO

TONOTOと土農土と兎農兎、
ラベルに込めた思い
TONOTO、土農土、兎農兎、いずれも「トノト」と読む。アイヌ語で広義で酒という意味を持っています。穀物を原料とした濁り酒でお殿様へ献上用であったり、儀式用に神々への贈り物として作られていたようで、コンセプトに沿うと感じ音を拝借しました。
TONOTO
ワイン造りを志し土地を吟味し多くの土地を見て回りました。苗木を植えてからはその土地の物理性・化学性を捉え、樹勢を見ながらまた土地に手を入れる。それは単に肥料を入れる、作業機を走らせるだけに限らず、草を刈る・仕立て方を変える・品種を変えるなど多岐に渡る。作業をすればするほど、そこにある土壌が持つ奥深さを意識させられた。やってもやっても終わりはないが、確かに変化は生じる。その変化がブドウにどう影響するのかは長い年月その土壌を観察し続ける必要がある。なんとも途方も無いことか。農業と土壌は切っても切れない関係であり、そこからワイン造りは始まっているという戒めも込めて「土農土」をラベルに取り入れています。
またラベルには2匹の兎をマスコットキャラにしている。畑で元気に走り回る兎。TONOTO VINEYARDには欠かせないキャラクターだ。そこに私達の娘達を重ね合わせて「兎農兎」。将来的にワイナリーを安定的に経営することが出来るようになった際には、子ども達の人生の選択肢の一つとしてブドウ栽培・ワイン醸造という生き方があるということを示したい。その為にも私達が楽しんでワインを造り、多くの方とその喜びを分かち合いたい。

SHOP

販売情報
アスパラ、スイートコーンなども販売しています。
ネットショップや直販情報などはInstagramにて発信しています。